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好きな仕事をして10年。持ち物と財産はカバン1つ(ミニマリストではない)

外資系企業 首になったから現地で転職活動だ その8

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クビになってから2カ月が経過した。

クビになった当初は悔しさと情けなさで落ちこんでいたが時間とは不思議なもので今となっては大したことではない。

元々、楽観的というか呑気な性格だからかもしれないが。

今となってはそう思う。

 

ブログの最初の記事がコレ。絶望感溢れてる文体と表現が痛々しい。

http://www.one-bag.net/entry/2018/04/07/135509

 

 

 

約2カ月間、いくつかの企業に応募した。

2社から2、3時間後に連絡があり面接が決まった。

 

 

が、、、就労ビザがないという理由でキャンセルになってしまった。

 

外国人は就労ビザを会社にサポートしてもらわないと働く事が出来ない。

就労ビザのハードルが高くそびえ立つ。

 

面接してその場でオッケーでもビザが無くて採用がキャンセルになる事もあった。

 

このビザ問題に振り回されること約一年。

日本にいたときからビザの手続きや取得に苦労してきた。

 

 

でも書類とスキルチェックの審査が通っただけでもスキルや経歴が認められたという事だから嬉しい。

まぁ全て空振りよりはまだ可能性があるように感じる。

 

 

 

現実問題、来月までに決まらないと日本への帰国が確定してまう。

 

結構ピンチな状態だが、危機的状況や悔しい思いをした時、ピンチの時こそもっとも自己成長できるタイミングだったりする。

 

・大学受験に失敗して浪人していた時

・最初に勤めた会社が倒産

・英語ができないのに突然、部下が全員外国人になりチームのリーダになってしまった時

 

まぁまぁそれなりにピンチだった後から急激に収入が上がったり、キャリア的にも伸びたりと目に見える形で成長できて来た。

 

だから今回も結果がどうであれ長期的にみたらステップアップの分岐点に立っているのかもしれない。

「変わらなきゃダメ もっと努力すべし」と神様からのメッセージだと思って頑張るしかない。

 

まだ戦えるぜ!

 

 

 

 

ホームレスより低収入になった話

 

 

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突然の解雇劇から1ヶ月経過した。

 

www.one-bag.net

 

現在 収入ゼロ

 

ここ1カ月、リクルーターとメールでやりとりをしたり、面接をしてきた。

しかし手答えがあり口頭で採用を言われてもビザの関係で本採用にはならず難航している。

 

現状でやれる事は淡々とこなしている。

 

 

やる事はやっているが無職で収入はゼロだ。

就労ビザがないので海外でバイトも出来ない。

生活費に約20万円がかかり現状では貯金を切り崩して生活している。 

 

週に何回かスーパーへ買い物に行ったりウォーキングをしに歩いているとホームレスからお金を求められる事が毎回ある。

5分歩くと1人のホームレスにお金を求められるくらいだ。 (日本より圧倒的にホームレスが多い)

 

日本のホームレスとは違いこちらのホームレスはとても活動的で通行人や走っている車にもお金を求めてくる。 

紙カップを振って「お金を入れてくれ」と要求してくる事が多い。

私も外を歩いていると彼等からお金を求められるわけだが、その度に

「こっちもノージョブだ!金はない!」と胸の中で思う。

 

優しい女神のような方がホームレスの紙カップにお金を入れ場合もあるので私以上に彼らは収入があるんじゃないかと推測できる。

アパートメントを借りて生活している人間より路上で生活している人の収入が多いなんて不思議な感じがする。 要するに、私は身の丈に合っていない生活をしている状態だ。

 

就職活動をして次の雇用先をみつけ収入の確保をしようと試みているわけだが、

ただ就職活動をしているだけだと時間を消費したことになっていることに気づいた。

履歴書など書類を送り、面接して結果を待つという行為はとても受け身的な行動になる。

 

そして雇われる為に時間を消費し、雇ってもらってからも時間を切り売りしているだけになってしまう。

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会社員経験もあり個人で仕事をしてきた経験があるからそれを強く感じる。

 

だから1日を価値のある1日にするべきなのだ。

「楽しかったね」 「充実した日だったな」ではなく

未来に繋がるような価値のある時間にしなくてはいけない。

 

例えば自分の日給が300ドルだとしたら無職で稼ぎがないとしても1日300ドル以上の価値のある時間を過ごす。

 

価値とは具体的に言うと勉強や資産運用に時間を当てたり将来的に得られるインカムゲインの源を作ったりする。

 

そうやって過ごせば今は収入はないが、「将来の収入を生み出している」となれば結果オーライだ。

 

この事に気づいてから、今やるべきことに焦らず集中してやれるようになった。

この「心のゆとり」がとても重要だと再認識した。

 

 

海外で収入ゼロ、就労ビザなし。ついでに日本に帰国しても帰る家はない。

 

ハッキリ言って絶望的だ。しかしやり方と考え方次第では全く絶望的ではない。

 

そんなわけでこの1カ月は3本立てで

自分の専門分野を研ぎ澄ますトレーニング、自分の弱点を克服するトレーニング、英語のトレーニングにを行なった。

そして今後の計画をいくつか用意した。

 

無職ではあるがとても忙しくハードな毎日だ。 会社に通っていた時の方がもっと楽だったかもしれない。

 

このブログでは最初から解雇ネタが続き絶望感漂っているが、なんとか挽回し明るいネタを書きたいものだ。

「人生山あり谷あり」と言われるが今の自分の状況は間違いなくヤバイ位置にいる。

ここから脱却していく過程を投稿し、いつかは誰かの為になるブログが書けたら嬉しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

外資系企業 首になったから現地で転職活動だ その7

 

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リンクトインからある会社のリクルーターから

「我が社に興味はないか?」と連絡がきた。

さっそく応募してリクルーター

「応募しましたからチェックしてください」

と連絡を入れて3時間後、、、

 

「面接をしませんか?」

と速攻で返答がきた。

 

早い!

海外の企業では連絡が来るのに数ヶ月かかるのがザラだ。

前職は応募から採用まで5日という異例のスピードだったが、今回も早い。早すぎる。

 

職種にもよるが私の業界では書類審査が通れば9割採用間違いがない。

90パーセントがスキル依存で残りがコミュニケーションの世界だ。

特に応募者が外国人の場合、厳しい審査がある。

 

こんなに早いとなると脈ありか。

 

さっそく

「来週面接は可能です。都合のいい日を教えて下さい」

と返答をした。

 

 

が、、、

それから5日経った。

 

返事は全くない。

それどころかそのリクルーターがずっとログオフ状態のままだ。

 

もしかしてそのリクルーター、会社やめちゃったのかな?

 

以前、勤めていた会社のリクルーターも突然連絡が途絶え確認したら突然いなくなっていた。 海外ではよくあることなのだろうか。

 

 

 

私が海外就職を経験して学んだ事は、

 

①マッチした求人を見つけたら即応募!

②面接はアポイントを即とり、即挑め!

③ビザは「簡単、楽」と何度も言え!

 

これにつきる。

 

リクルーターとの連絡が途切れたので、こちらから「こないだ話した面接の件ですがどうなりました?」

と問い合わせたところ

「我々はチームのリーダーを採用する予定です。彼が来月、チームに加わるので彼に面接をしてもらいたい。だからそれまで待っていてくれ。」

との事だ。

 

なら早くそれを私に伝えてくれよ。

と思いつつアテにせず待つ事にした。

 

おそらく来月まで待っても連絡はなくフェードアウトの可能性は高い。

 

改めて思う事は海外で自分の希望するポジションで職を得るのは大変だ。

運もタイミングも実力も必要だし、ビザも必要になる。

 

色々考えると絶望感でいっぱいになるし不安が膨らむ。 

けどネガティヴになって落ち込んでも前には進めない。今出来る事を淡々とこなし自分の価値を高めていきたい。

 

美味いコーヒーと美味いポテトチップスがあるんだし、まだ頑張れそうだ。

今日は何味を食べようかな。

 

 

 

外資系企業 首になったから現地で転職活動だ その6

 

 

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数週間前に面接を受けた

 

スーパーバイザーとマネージャーの2人。

最初に外国人労働者なので就労ビザを会社にサポートしてもらう必要があると説明した。

 日本人が日本で働く場合はビザは必要ないのだが、私の様な外国人はビザが必要になる。

 

自分のキャリアとスキルを説明し先方からスキルセットについて細かく質問があった。

部下は何人いたか、

前職では何をしたか、

それらの仕事はどれくらいの時間をかけたか、、、などなど。

 

かなり印象が良く「一緒に働きたい」と言ってもらえた

ポジションと自分のスキルと経験がマッチしているようで

「是非我が社で」

という事になった。

 

こちらも自分のスキルが活かせそうな感じがして嬉しかったので 「ビザが取れたら直ぐに働きたいです。」

と答えた。

 

面接の最後に就業時間、残業手当、社内規則の説明を受け面接は終わった。

 

それから数週間が経った。

 

 

が連絡が来ない。

問い合わせたところ 人事と移民チームからの返答で、ビザの取得が難しいので採用は見送りたい とのこと。

 

せっかく良い感じで面接が出来たのに、ビザがボトルネックになっているようだ。

 

このまま引き下がるかと、

「ならば私自身で移民コンサルタントに頼むから検討してくれ 」とメールをした。

 

法律では会社がビザのサポートをする決まりになっている。費用は弁護士費用も含めて50万以上だろうか。

 

金はかかるが、自分のキャリアが最優先。

お金で解決するならお金は出す。そんな覚悟でさっそく移民コンサルタントに相談しに行った。

 

が、、、

移民コンサルタントの方が言うにはやはり会社がサポートしない限り無理との事。 

それか留学をして卒業すると合法的に1年は働くことが出来るらしい。

今直ぐにフルタイムで働く必要があるので留学なんて出来ない。

 

法律という大きな壁が立ちふさがりガックリ落ち込む。

 

世の中 お金で解決出来ない問題もあるようだ。 

 

ならば次なる作戦は「ビザのサポートを全力で頼む 」だ。

前職でビザをスムーズに得たプロセスや種類を人事にメールで説明し、

楽で早い! というキーワードを織り交ぜて口説こうと試みた。

 

結果はどうなるか分からないが

もうダメ元だ。

 

 

人間追い込まれ恥を捨てると何でも出来るもの。

 

 

日本なら転職活動をしながらアルバイトでもして小銭を稼ぐこともできるが、外国にいるとビザが無いのでそれすらも出来ない。

海外で生きるって大変だ。

 

でもまだまだ望みは捨てないで頑張るぞ。